2014.02.02(日)
愛国のエネルギー問題
日本の貿易赤字が過去最大となったが、
これを火力発電の燃料である天然ガスや原油の輸入増のせいにして、
原発が再稼働しないからだと言うのは間違いだ。
田母神は原発を再稼働しなければ、中小企業が潰れるとか言ってるが、
そんな馬鹿な話ではない。
それを言うならアベノミクスのせいで円安になり、
輸入コストが増大したのが原因だと言うことが出来る。
今や大企業はもちろん、小売業まで海外に店舗網を拡げ、
地産地消を進めている。
つまりグローバリズムによって、もう国内で生産して、
国外に輸出するという構造が崩壊したから、
貿易赤字は解消されなくなったのだ。
燃料費の増大は、そもそも他国に比べて日本だけが
割高で買っていたことを、反省しなければならないし、
北米からのシェールガス輸入や、ロシアからの天然ガス輸入で
コストを抑えるべきである。
台湾海峡を通る原油や天然ガス輸入に依存するのは、
有事の際に、中国に急所をさらすことになる!
安全保障上、燃料の輸入先を変えた方がいい。
さらに日本国内の石炭はまだ100年分眠っているし、
CO2削減の技術も進んでいるから、国内産の燃料に切り替えるのが、
本物の国防である。
さらに日本企業の省エネ技術を誇りに思うのが真の愛国者である。
省エネ技術の進化により、そもそも電力の消費は
今後、減っていく一方なのだ。
水素自動車は2年後には公道を走るだろうし、
水素ガスのスタンドもすでに設置が始まっている。
自称愛国者たちは、日本の技術力をなめている。
原発ゼロの方が、日本は誇り高い国になるのである!