2014.01.29(水)
作家はフロンティアを目指す
自分が開拓した市場に人が寄生してきたら、
さっさと次のフロンティアを探さなければならない。
『東大快進撃』が人気1位になって、
「これで一生食っていける」と編集長から言われても、
自分が描ききったと思えば、一気に最終回にした。
『おぼっちゃまくん』が8年続いたときに、
藤子F先生から「読者は世代交代してるから15年は続きますよ」
と言われたが、『ゴー宣』にフロンティアを感じたので、
最終回も明確にせぬまま描かなくなった。
『大東亜論』は次のフロンティアである。
未開の土地を耕すことに決めた。
大島優子センターの新曲は「前しか向かねえ」だ。
その覚悟が優子らしい。
問題はわしが歳をとったことだ。
あと10年と思い定めて、未開の地をいくつ発見し、耕せるか?
『大東亜論』が最後ではない。
地図には載っていないが、まだ開拓すべき土地はある。