2014.01.12(日)
『大東亜論』の意図
『大東亜論』の広告が朝日新聞の火曜日の朝刊に載るらしいが、
これがよく出来た心躍るデザインなので、見てみるといいよ。
『大東亜論』は最初は論として描く予定だったので、
政治経済への批判も描いているが、後半はもう物語になっている。
第二巻はもっと物語になるので、
もう政治批判的なことは描かないだろう。
とうとうわしは漫画では物語の世界に戻って行くことになる。
勘違いしないで欲しいのだが、
『大東亜論』は実はもう『ゴーマニズム宣言』ではない。
安倍政権も、自称保守もネトウヨも、もう関係ない。
キャラクターの動くままに任せる。
感想は人それぞれだろう。
わしはただ、明治初期の恐るべき人物の思想や行動を描きたい、
日本の近代化の中でどんな存在意義があったかを照らし出してやりたい、
そう思うようになってしまった。
歴史に埋もれてしまった凄い人物を、次々に紹介しながら、
大東亜戦争に至るアジアの群像劇を描きたい、
わしはそういう野望に燃えているのだ。