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2014.01.07(火)

不戦の誓いは東京裁判の肯定なり

 

昨日は仕事始め、わしもペン入れに行ったが、
下描きまでしか進まず、今日またペン入れに行く。

今朝の産経新聞の社説にまた『「参拝の真意」米に説明を』と見出し、
「揺るがぬ同盟へ総力挙げよ」と書いてある。

すごいね、昨日も書いてあったのに、相当焦ってるね。

米国が「失望感」を表明するなんて、
小泉首相のときは示されなかったと言ってるが、当たり前だ。

尖閣も北朝鮮も、局面が変わっている。

同じと思ってるのは産経新聞が日米同盟依存の平和ボケだからだ。

小野寺防衛相がヘーゲル米国防省との電話会談で
不戦の誓いが本意だ」と説明したのは妥当だ、なんて書いている。

だったら尖閣諸島に中国軍が上陸しても、
日本は戦う気がないということになる。

米大統領がアーリントン墓地に参って、
「不戦の誓い」をするなんてことはあるまい。

産経新聞が、「不戦の誓い」と言えば、
戦勝国が納得してくれると思っているのなら、
東京裁判史観を肯定している証拠だ。

それは靖国神社の本質なのか?

そうならたちまちA級戦犯の分祀という案に
合意しなければならなくなる。

国民の多くが首相の靖国参拝を支持してるらしいが、
どうせ意味がわかってないのだろう。