権力に目隠しされたがる変態サル
週刊文春で宮崎哲弥が「特定秘密保護法」を擁護しているが、
その論理がデタラメで呆れた。
週刊文春の読者はこんなレベルで騙されるのだろうか?
シリアへの武力行使をめぐって、
アメリカは日本の支持が欲しくて「極秘情報」を提供した。
その一方でロシアと折衝を重ね、結局、武力行使を断念した。
アサド政権非難や軍事介入支持に傾いていた日本は、はしごを外された。
これが「秘密保護法」がなかったからだと言うのだ。
それなら「秘密保護法」があったら、
アメリカは日本にロシアとの折衝を教えたのだろうか?
「極秘情報」を渡しても、
「まだ支持を表明しなくてもいいよ」などとアドバイスしてくれたと言うのか?
ここに見えるのは、日本が必死でアメリカに追従したくて、
与えられた「極秘情報」を丸呑みで信じて、シリアを非難し、
武力介入を支持 してしまった従米ポチな姿でしかない。
アメリカの情報が欲しいから「秘密保護法」が必要という理屈には、
自律的な道義外交ができない、情けない日本人の従米ポチの心理しかないのだ。
ベトナム戦争のときと同じであり、イラク戦争のときと同じだ。
日本はそのうちアメリカのウソの「極秘情報」に騙されて、
侵略戦争に加担することになるだろう。
アルジェリア人質事件で、米英が何か「重要機密」を掴んでいたとしても、
米英が機密性の高い情報まで日本に提供する保証はない。
それは「秘密保護法」があったとしてもだ。
情報に右往左往するよりも大事なことは、イラク戦争の総括をやってみることだ。
限られた情報でイラク戦争に断固反対を唱えた小林よしのりと、
日本政府及び自称保守派の判断のどちらが正しかったのか、
はっきりさせることだ。
入手した情報で何を決断するかが大事なのであり、
アメリカから情報を入手して、政策としてはアメリカに反対することなど、
日本にできるはずがない。
「秘密保護法」の条文を読解することもできず、
これが危険な運用をされる杜撰なものだということも見ぬけないとは、
宮崎哲弥もとうとう権力の意のままに操られるサルになってしまったか。
「産経新聞」も「正論」も「WiLL」も同様の、
権力に目隠しされることで快感を覚える変態サルに過ぎない。
アメリカに対してはポチ、権力に対しては変態サル、
それが自称保守派の正体だ。
変態サルども、おまえらは北朝鮮が恐くて
イラク戦争に賛成した時点で、とっくに死んでいる!