2013.12.17(火)
産経新聞と FNN合同調査ですら内閣支持率が5割を切った。
安倍政権の御用新聞・産経新聞とFNN合同調査ですら、
内閣支持率が5割を切った。
原因はやはり「特定秘密保護法」の 強引な成立であり、
「政府に都合の悪い情報が隠蔽される恐れがある」
との回答が85・2%もある。
まともな人が多くて安心した。
慰安婦問題だって政府が韓国との「密約」で真実を隠蔽していたのだし(自民党)、
尖閣での中国船との衝突映像も秘密扱いだったし(民主党)、
「つくる会」の教科書を一発不合格にする秘密の策略も政府で行われていて(自民党)、
ある官僚が我々に秘密で伝えてくれたから、阻止できたのだ。
いよいよアメリカと共に戦争という事態になったとき、
その大義が正当か否かの情報も「特定秘密」にされる危険性がある。
いきなり戦時下は大げさだろうが、民主主義の根幹が崩れたら、
そこに至る危機も100%ないとは言い切れない。
そう考えるのが常識であって、
マスコミやジャーナリストが反発するのは当たり前、
朝日新聞や東京新聞が扇情的だなどと言ってる場合ではない。
これは人間の尊厳がかかった戦いであって、
「秘密があるのは当然だ」とか「秘密は庶民には関係ない」とか
「秘密の90%は衛星写真だ」などと言ってる連中は
権力を妄信する「凡庸な悪」である。
ハンナ・ア―レント流にいえば、
「人間であることを拒絶した者たち」だと言えよう。
アベノミクスへの期待値も急速に低下しているらしい。
これに関しては景気回復の実感がないそうで、
やっとマスコミに騙されたサルではなく、
生活者の実感で判断するようになったのだろう。
人間が人間らしくあるためには、
権力にも、マスコミにも、騙されてはいけないのだ。