2013.12.09(月)
安倍晋三の記者会見で論理のすり替えを見た。
安倍晋三の記者会見を見た。
「特定秘密保護法」に関して一番時間が割かれた。
秘密の範囲が今以上に拡大することは絶対ないと安心させる(騙す)。
だがそれは 安倍個人が口先で約束してるだけ!
法律は施行されれば自律的に法律家によって運用される。
「特定秘密保護法」の条文には、安倍の約束は担保されていない。
そこで産経新聞の阿比留記者が、あざとく安倍の主張後押ししてみせた。
「中国漁船衝突動画」の問題を質問したのだ。
わしが朝日新聞でこの例を持ち出したのはやはり正解だった。
自称保守派にとって、この問題はやはりネックになるのだ。
だが安倍晋三はこの問題を単なる「民主党政権批判」に転換してみせる。
詐欺である!
それならば、自民党政権で韓国との「密約」のために行われた
「慰安婦証言」を封印した件はどう弁明する?
この弱点を、朝日新聞などのマスコミが載せられないのが、反対派の限界なのだ。
それを突ける者は、小林よしのりしかいない。
要するに、政権によって特定する「秘密」が
コロコロ変わる恣意性を、この法律では免れないのだ。
もし「秘密」の基準が一定するようなら、
それは独裁政権が出来たときしかない。
そして公務員もマスコミも必ず踏み越えられない禁断区域が出来る!
それは間違いなく報道・表現の委縮であり、民主主義の委縮になる。
どうせマスコミも国民も騙されるだろうがな。
明日配信する 『小林よしのりライジング』 では
もっと具体的に書く。