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2025.04.03(木)

シニシズムについて、このように考えるわし①

 

ニヒリズムというのは虚無主義だから、世界も人生もすべて虚無と思うのは、なかなか難しい。

シニシズムは冷笑主義だから、何事にも本気になれない、真剣に考えることが馬鹿馬鹿しい、どうでもいいという突き放した態度になる。

最近はこのシニシズムがとことん蔓延しているなぁと感じる。
ウクライナ戦争のことだって、トランプのゼレンスキー侮蔑のことだって、中居・フジテレビのことだって、「刺激」を感じて興味を持つのは一瞬だ。
あっという間に関心をなくし、どうでもよくなってしまう。

SNSのせいで、あっという間に情報が拡散し、人々の感想も拡散し、テレビがパネルを用意して、詳細に伝えてしまう頃には、もう飽きている。

SNSではアクセス数を稼ぐため、刺激の強い話題を、刺激の強い報じ方で、なるべく短絡的に流布させるから、誇張しすぎてもはやデマになったり、罵詈雑言になったりして、とにかく「煽情的に」報じることを競い合っている。
人々は刺激が強い情報をこそ面白がり、楽しみ、信じてしまい、拡散され、あっという間に飽きてしまう。

みんな飽きる、飽きる、飽きる、なんでもどうでもいいと思うようになる。「思想」をしない。
4月20日(日曜)「ゴー宣DOJO in横浜」の議論も、応募が突然途絶えてしまった。
トランプが乗り出して、これでプーチンが停戦を受け入れて、解決するとでも思っているのか?

ウクライナ戦争がどのように推移し、決着するのかは、日本の運命にモロ被って来るが、日本人が関心を持って今から備えようなんて全く思っていなさそうだ。
気が付いたときにはもう遅い。ウクライナと同じ運命を辿るという未来が待っているのかもしれない。

でも今は無関心、今はシニシズムでOK。
そういうことかもしれない。