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2024.12.30(月)

老いを防ぐ「歌謡曲を通して」の意義というのもある。

 

「歌謡曲を通して」の1月18日生放送の楽曲選びと、2月15日の横浜LIVE用の楽曲選びのために、チェブリンと何十曲も選んで次々に歌ってみたが、やっぱりテーマ設定から選ぶと相当に難しい。
てゆうか声に合わせた音程の設定だけで時間を食う。
わしが女性歌手の歌を歌おうとするからなのだが。

チェブリンが演歌を歌えるようになってきて、歌唱力が伸び盛りになってきたが、わしは自分の問題点を、大須賀氏の動画が送ってくるたびに感じていて、次回こそ、次回こそと考えている。

そして、どうしてももう一度、ギターを弾けるようにならなければ気軽に「歌謡曲を通して」の生放送が出来ない。
どこかでレッスンを受けようかとも思っている。

チェブリンが最近この「歌謡曲を通して」に異常に熱を入れてきたのは、わしの老化を防ぐためらしい。
目が悪くなって、足腰の弱り方は加速度的で、実はこのままじゃヤバいとわしも思っていたが、机にかじりついて仕事をするのが大好きだから、脚力の衰えがハンパない状態だ。

大晦日の生放送をするビルがエレベーターがなくて、5階まで階段で上がらなければならず、その階段が暗くて、狭くて、急で、わしがギターと、酒と、カバンを持って上がるのは絶対無理らしい。
チェブリンはスニーカーで来ると言っているが、降りるときはもっと危険らしく、当日はわしの近場の駅まで迎えに来て、ギターを運んでくれるそうだ。

チェブリンはわしを完全に老人介護の対象としか見ていなくて、本気で心配しているから、「歌謡曲を通して」を何が何でも続けて、わしを延命させようとしている。
わしが外出する時が、歌の練習のときしかないのだ。

まあ、スタジオ練習があまりに苛酷だけれど、やるしかない。
ギターが弾ければ、オリジナルを作ることも出来るから、表現の幅が拡がる。
「表現」というものに貪欲なのは、性分として仕方がない。
多くの人の支えによって、老化を防ぎながら、仕事をするしかない。

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』が、また成功したら、まだまだ今後やることが増えるかもしれない。
「歌謡曲を通して」で老いを防ぐしかないか。