2024.10.18(金)
偽善・欺瞞に嵌らぬ子供は権威主義が嫌いだ
小林よしのりの読者というものは「偽善」「欺瞞」が大嫌いだ。
わしが『ゴー宣』でそのような態度を発散してきたから、読者が影響を受けるのは仕方がないと思うし、「師範」という地位名に恐れを感じない態度も、仕方がないと思う。
一応の秩序として「師範」という名を使うが、読者や門下生は「権威主義」を嫌うので、あまりに承服できない不満が生じると、どうしても「王様は裸だ」と口に出してしまう。
わしはそういう子供の感性は好きだ。
ちぇぶ・三味線・ケロ坊などは、正直すぎてヤバいという文章を書いて来るときもあるが、「さすがにこれはヤバい」とわしが感じたら、隠蔽したこともある。
なにもわしがいつも透明性のある多様性のあるリベラル100%の意見野放しをしているわけじゃない。
これはもう仕方がないと思った時は、勝手に意見表明させるが。
わしは悪徳の塊で、人生71年も生きてきたから、もう生涯、心の綺麗な人にはなれはしない。
そもそも政治家から大衆まで、臆病で私利私欲に拘泥する奴ばっかりで、わしが人徳家になったら、この世は卑怯者の汚物溜めになる。
わしはこのまま野心を燃やし続けるから、門下生のみなさんは、このまま「偽善」「欺瞞」に嵌らないで、子供の精神を育ててね。