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2024.06.23(日)

男系派がこだわっているのは皇統ではなく、自分の小さな小さな「メンツ」

 

世の中を劇的に変えることは、本来、保守の精神から言えば、否定されることだ。
だが、世界の秩序が劇的に変わっていることに異様に鈍感で、国内でも転落と劣化が急激に進んでいる事態が目に見えている中で、日本人は右派も左派もあまりに呑気に平静を装っている。

なにしろ国家のアイデンティティたる天皇制ですら、その未来を閉じている責任を、右派は感じていないのだから、もうどうしようもない堕落である。

男系派は日々歴然と収縮していく蛸壺(男系固執世間)の中で、まだ自分のメンツだけは守ろうと「天皇は男系だけ」と呪文を唱え続け、愛子天皇を拒否しているのだ。

彼らは愛子さまの立太子が実現したら、100%、保守の看板を失う。
完全にメンツを失う。それが圧倒的に怖いのだ。
もはやこだわっているのは、皇統ではない。
自分の小さな小さな「メンツ」に過ぎないのだ。

現在の日本に真正の保守はいない。
革命ではなく、時代に劇的に希望という変化をもたらす伝統回帰は、愛子天皇を信じる覚悟しかないのである!