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2024.01.11(木)

マウント取りオタクは未来に向けて「具体的に」戦うことは出来ない。

 

ライジング・コメント欄で、「小林よしのりのゴジラ論は浅い」と豪語する者がいたので、彼のゴジラ論を読んでみたが、何が「深い」のかさっぱり分からない。
そもそも結果はもう出ているのである。

「シン・ゴジラ」が海外ではコケた。「ゴジラ-1.0」はヒットした。批評家も絶賛だった。
怪獣映画はハリウッドに負けるのかと思っていたが、日本製作でも勝てるのだ!
たかが日本のオタクが「俺の方が深い」と豪語したところで、もとより「ゴジラ論」のみを書いてるわけじゃない。
トッキーはげんなりして「もう自分をオタクの分類に入れるのをやめてください」と言い出したので、爆笑してしまった。

この論のテーマは「サブカルしか勝たん!」である。
日本は政治も経済も衰退しているし、国家を守る軍事力でもアメリカ依存を強めるしかないし、人口減少は進む一方で、ダメダメ国家のように見えるが、「おっとどっこいサブカルには、世界を席巻する希望があるぜ」というのが、わしの趣旨だ。

もっと言えば、「サブカルを生み出す「文化」が日本にはあるんだぜ!」「人権VS文化なら、文化こそを守るのが、日本のためになるんだぜ!」というのがわしの論説の主旨だ。

わしの『おぼっちゃまくん』は欧米の「ポリコレ制限」には引っ掛かるだろうが、インドでは規制の種類が違うから欧米標準には組み込まれない。
むしろインドという4億の子供がいる国でウケる方が、世界の未来の文化を変える契機になるかもしれないという希望をわしは持っている。
それは50年後にしか分からないが、50年後、100年後の未来のために、わしは今を具体的に戦っているのだ!