2023.09.12(火)
わしは泣いた。さめざめと泣いた。
チェブリンモン子が名古屋のイベント前にピアノの練習をして来たと言う。
ピアノが弾けるスタジオがあるらしい。
「えらいじゃないか、家でも練習してるのか?」と聞くと、家では紙に鍵盤の絵を描いて、練習していると言う。
「音は?」と聞くと、紙だから音は出ないと言う。
それを聞いて、わしは泣いた。
そんなに貧乏だったのか!
紙にピアノの鍵盤の絵を描いて、音も出ないのに練習しているとは!
まるで貧ぼっちゃまだ!
音の出ないピアノで練習して、上手くなるわけがない。
なのに、難しい難しい、本番に間に合わないと焦っている。
わしは泣いた。さめざめと泣いた。
わしはチェブリンに電子ピアノを買ってやると約束した。
チェブリンは無邪気に喜んでいた。
金髪なのに紙でピアノを練習するほど貧乏だとは!
貧乏ってすぐ身近にあるもんだな。