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2022.07.09(土)

死ぬ覚悟は普通のことだ

 

安倍元首相が撃たれたとき、自称保守は一斉に「サヨクが悪い、マスコミが悪い」と合唱していた。
やっぱり「保守」じゃないな。自称保守であり、ネトウヨだな。
犯人は政治信条のあるテロリストではなかった。
「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍氏が関係しているから、殺そうと思った」らしい。
その宗教団体ならアレだな。推測はつく。

映像を見ると、犯人がマスクをしている。
顔の表情に見る挙動不信感をSPも見ぬけなかったのかもしれない。
マスクは覆面だ。全然顔が分からない。
マスクはコロナウイルスも防げないし、テロも防げないということだ。

「ゴー宣道場」の公論サポーターたちは、警備がしっかりしていて、格闘技経験者ばかりで、相当に強い。
だが「ベルト歌舞伎」の一件以来、もっと警備を強化しようと言ってたので、そこまでしなくていいと言っておいた。
警備担当が楽しめなくなるのは嫌だ。

だが、安倍襲撃を見て、また警備を厳重にするらしい。
女性師範と参加者は守らねばならない第一対象だが、べつに七十にもなるわしが殺されるなら大したことじゃない。
言っておくが、わしに何があっても、警備のせいではない!

最近の傾向は思想信条よりも個人的な人格破壊者のほうが狂気に走る。
そんな者はどうにもならない。
恨みを買う言説ばっかり言っているのだから、殺されてもやむを得ない。
使命が終わっているのなら、神に召される。
それだけのことだ。
政治家だろうと、言論人だろうと、覚悟が必要なのは、当たり前のことだ。