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2022.07.02(土)

無意識にサヨク「自虐史観」に戻る自称保守

 

今日は『ゴー宣』第172章コンテの続きをやるが、うまくいけば今日中に終わるかもしれない。

もう「ウクライナ戦争論」の2巻目に突入しているが、これが日本の問題だということを、さらに前面に打ち出していく展開になる。

それにしても藤井聡氏と「クライテリオン」を読んで分かったが、反米に凝り固まっているがゆえに、全く全体が見えてなくて、論じるべきことを見失っている。
相対主義で、むしろプーチン擁護になっている。

そもそも日本の戦争の実相を全く知らない、まるで反戦サヨクのようなデタラメさなので、こんな言説を放置しておくわけにはいかない。
せっかく「自虐史観」を『戦争論』で押し戻したのに、藤井氏らの言説は逆戻りだ。

なにしろ「プーチンの侵略はヒトラーに例えるより、戦前の日本に例えるべきだ」とまで言っているのだから、我々の祖父たちに対する侮辱だろう。

この問題は、まずライジングにシナリオを書いてから、『ゴー宣』「ウクライナ戦争論」で描くことにする。
あくまでも祖父たちの名誉のためだ。

わしの『戦争論』を読んだだけでなく、理解したかどうかが問題だ。
読んだだけでは、戦後教育が「自虐史観」なのだから、秀才であればあるほど、無意識に脳が「自虐史観」に逆戻りしてしまう。

とくに「善悪」の区別をつけるのが嫌いな人ならば、わしの『戦争論』より、戦後教育・戦後言論空間を選んでしまう。
本人たちはそれが分かってないから、わしが客観性を取り戻してやるしかなかろう。
『戦争論』の戦いはまだ続いているのだ。