「お膳立て」が一番大変な作業である
お膳立てを整えるのは大変である。
「ゴー宣道場」にしろ、「オドレら正気か?」にしろ、ライブでやるものは、まず企画を立てねばならない。
1年分の計画を立てるのは、早めに会場を探し、予約すること(総合P・ボン・隊長)、早めに全国の公論サポーターに準備計画を進めてもらうこと、早めに師範たちの交通機関のチケットを手配し、ホテルの予約をしておくこと(妻がやる)等、下準備があるからである。
ゲストの依頼は、わし自らやったり、総合Pがやったりして、正式な依頼書は秘書みなが送る。
わしの開催予告が出たら、門下生・公論サポーターたちがポスターを作ったり、「ゴー宣道場」サイトに毎日、告知文を出したりして、参加希望者を募る。
わしは日々、どのくらい応募があるかを気にかけていなければならない。
勢いがなければ、笹さん、泉美さんに、告知の協力を依頼する。
それでも目標人数に達しそうになければ、わし自らが気合いを入れて告知文を書く。
「あと20名」と書いたら、情に厚い人々が、いきなり100名以上、応募してくれたりするから、落選者が出て悔しい思いをする。
しかし公論サポーターが毎日、応募告知をしてくれるのは、非常に助かる。
昔に比べて、応募告知については、わしが楽になった。
当選者を選んだり、返信したりする作業は、秘書みながやっていて、これが一番大変だったが、今後は総合Pがコンピュータを駆使して、やってくれるようになった。
秘書みなは本来のわしの仕事の補佐に集中できるようになるだろう。
開催時に会場の設置をして、音響その他を整え、本やグッズや、珈琲その他のサービスコーナーを作り、楽しい環境を整えるのはサポーターたち、場外乱闘の店を探し、予約するのは門下生の大工医者らがやってくれる。
「ゴー宣道場」のお膳立てを整える仕事には、いろんなトラブルがある。
トラブル処理には総合Pや、わしが対応することもある。
イベント開催の下準備はものすごく大変で、総合Pや、各支部のサポーターが、楽しみつつやってくれることは本当にありがたい。
しかも最近は彼らが独自に案を出して、活動してくれるようにもなった。すごい参加意識だ。
世の中では小林よしのりは下の者が準備を完璧に整えて、当日、殿様の様に壇上に上がるだけでいいと思っているかもしれないが、とんでもない。
「下準備」「お膳立て」も、わしはしっかりやっている。
「ゴー宣道場」サイトはメディアなので、毎日ブログも書いている。
マイナーな論壇誌より、「ゴー宣道場」サイトの閲覧数の方が多いのは、メディアとして育ててきたからだ。
だから告知が非常に効果あるものになる。
スタッフはもう漫画制作以外の、お金にならない仕事は止めて欲しいと言うが、公的な目標達成のためには、「ゴー宣道場」は必要である。
ひょっとしたら政治の中枢で誰かがやってくれる問題で、観客なんか必要ないのかもしれないとも思う。
だが、お任せ民主主義にしていたら、ノイジー・マイノリティーとしての強力な団体に政治は動かされてしまう。
今のところ、やるしかない。
めんどくさい「お膳立て」作業もやるしかないのだろう。