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2021.06.14(月)

わしは「本の力」を信じる

 

昨日の「ゴー宣道場」は井上正康氏を迎えて、講義の形式で「科学的コロナの正体」を解き明かしてもらった。
井上氏のコロナ分析に異議ある部分はない。
泉美さんと二人で、我々が「オドレら正気か?」で分析していたことは間違っていなかったねと、何度も顔を見合わせてしまった。

案外、毒舌な人だなと分かって面白かったし、馬鹿を馬鹿と言う明快さもわしと似ていて愉快だが、ワクチンをめぐって家族と対立し、悩んでいる女性の夫を馬鹿と言ってしまうのはマズいよな。
それも含めてキャラが面白いが。

井上氏は「動画」がテレビに対抗できる手段だと思っていて、勝手に動画撮って勝手に拡散してもらうことを推奨する。
テレビに対抗して、コロナ禍を終わらせるためには、著作権無視も仕方がないかもしれない。

だが、動画に対する評価は、わしとは違う。
そもそもわしは動画とか、YouTubeは見ないのだ。
知識は「本」で得るし、赤線ひっぱりながら読まないと脳の中に念を押せない。

わしは、動画は「ゲリラ」だと思うが、本は「正規軍」だと思っている。
正規軍がベストセラーになれば、国民から認知されたことになり、「権威」が発生する。
だから左翼コロナ脳は、『コロナ論3』がベストセラーに入ると、焦って攻撃してくる。
無意識に本が売れることが一番危険だと気づいているのだ。

玉川徹のようなコメンテーターが「漫画家なんぞに社会的影響力はない」と嘲笑ったって、本がベストセラーになれば、社会的影響力が生まれるし、それはテレビにとっても脅威になる。
テレビコメンテーターが自分の考えを本にまとめれば、その薄っぺらさが明瞭になり、売れない。
コメンテーターは一瞬の時間つぶしだが、本は名著を作れば歴史に残る。

「日本人の死生観」と「ウイルス科学」と「経済と実存」と「情報と国民性」と「戦後民主主義と生命至上主義」と「進化とヒューマニズムの限界」までを論じている『コロナ論』シリーズは必ず歴史に残るだろう。

わしは「本の力」を信じている。
ワクチンの危機があるから、『コロナ論4』は必ず描かねばならなくなった。
絵で描けばもっと説得力を増すだろう。