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2021.06.08(火)

男系=伝統、コロナ=最恐ウイルスという「固執観念」

 

皇位継承問題、結局は先送りのようです。

綿矢りさから里中満智子までがネトウヨ保守の男系=伝統論に完全洗脳されていて、旧宮家復帰などと言ってるのだから、もうオシマイです。

有識者会議なんか開いたって、もう女性までが、女性・女系は伝統ではなく、男女同権の薄っぺらいイデオロギーとしか思ってないのだから、この時代の限界です。

コロナ禍で、他に関心が向かないという悪環境でもあるし、眞子さまの結婚問題もあるし、この問題はまだ動かないでしょう。

「男系」に固執することは「コロナ恐い」に固執することと同様の、人間の「固執観念」の手がつけられない強靭さを示すものです。

人間がいかに「非科学的」で、いかに「非合理的」で、いかに「歴史的事実」も「科学的データ」も無視して、誤まった観念に固執する存在かを、つくづく思い知らされる現象です。

「女系でなく、双系が日本古来の伝統だ」と綿矢りさや里中満智子が気づくことは、もうないでしょう。
死ぬまでないです。

感染症の有識者とされる尾身茂や分科会が、「コロナウイルスはインフルエンザ以下」という科学的事実に気付くことも、絶対にないです。
死ぬまでない!

「ゼロコロナ」が100%間違った考えで、「男系固執」が100%間違った考えであることは、我々にはもう自明のことであるけれども、大衆を「個人」にすることが、ほぼ不可能であることを思い知らされる絶望を噛みしめるしかないのです。