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2021.03.10(水)

表現を窒息させるポリコレ棒には負けない

 

今日は『ゴー宣』第122章のコンテを完成させる。
だが、仕事場に『よしりん辻説法』新刊の単行本が来たら、サインをしにいかねばならない。
14日の「オドレら正気か?関西LIVE」で先行販売する。

先月の「ゴー宣道場」で、森喜朗の言葉を「女性蔑視」と決めつけた集団リンチについて、わしが異を唱えたが、その際、ポリコレ言葉狩りは、我々表現の場にも悪影響になると予言した。

実際、わしが『ゴー宣』で女性問題を扱うと、たちまち何でもない部分にまで修正を要求される始末になってしまった!
驚くのは読者の一般女性の文章まで、修正を求められることだ。もちろんこれは拒否した。

もはや女性だって、男女平等のポリコレ言葉狩りからは逃れられない時代がやって来ているのだ!

わしはヒステリック・フェミではない、庶民感覚の女性が、サイレント・マジョリティーとして存在すると思っている。
その人たちを含めて、「女性の地位向上」を議論しなければならないと、わしは考えている。
これが本物の保守思想の姿勢だ!

現在のヒステリック・フェミはポリコレ棒を振り回して、革命的に男へのルサンチマンを晴らそうという設計主義の連中であり、左翼である。極左と言ってもいい。

サイレント・マジョリティーの女性が沈黙を強いられるような状況は健全とは言えない。
本来は、女性の中から、本物の「フェミニスト」が出てくるのが望ましいが、それが無理なら、わしがやるしかない。

言っておくが、わしは男の牙を抜きとられた草食系ではない。
だが、同時に「フェミニスト」の理念も持っている。
退場すべき「老害」と言われる前に、男と女の間の深い溝を埋める戦いをせねばならない。