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2013.04.09(火)

バグダッド陥落から10年の憲法改正の問題点

 

今日9日はイラク戦争でバグダッドが陥落してから10年だという。

もうあれから10年が経つのか!

若い人は知らないだろうが、わしは「イラク戦争反対」の立場を取って、
自称保守派と対立。

ネット右翼の「アンチ小林よしのり」の姿勢は、
イラク戦争を巡る親米ポチとの論争から始まった。

自称保守論壇誌が、ネットの中で展開される、わしへのバッシングをまとめて、
掲載したりしたものだ。

自民党政権と、自称保守論壇と、ネトウヨの連携は、イラク戦争のときに、
すでに始まっていたのである。

産経新聞や自称保守派&ネトウヨは、アメリカの勝利を称え、
これでイラクが民主化すると誇っていた。

だが、あれから10年、イスラム教スンニ派とシーア派の抗争は激化し、
一般人を巻き込むテロや暗殺は今も続いている。

「テロとの戦い」だったはずが、アルカイダ分子も入り込んで、
イラクはテロの温床になってしまった。

アメリカは軍事費が膨張し過ぎて、「テロとの戦い」にも飽きてしまい、
イラクから撤退した。

あとは野と成れ、山と成れだ。

このイラク戦争の総括をしないままで、自民党は憲法改正に突き進む。

「自衛権の行使」の解釈次第では、
日本はアメリカと共に侵略戦争に突入していくことにもなろう。

これは反戦平和・現行憲法の護持を唱える勢力の理論として、
否定できない部分である。