2020.10.21(水)
戦えるのは常に今のうち
新型コロナの自粛自滅や、香港の民主主義終焉を見ると、大衆は狂った公共性に抵抗するより、諦めて慣れてしまう道を選ぶものだという当たり前の現実を再確認するしかない。
暴力や死の恐怖の前に人間は無力である。
極限状況では、自由より秩序、自由より豊かさを選ぶのが人間の弱さであって、権力はそれを見透かして露骨にアメとムチを使い分けてくる。
その構造自体が分かっていても、人間は畜群と化して秩序を口実に平穏と豊かさを選ぶ。
だが、日本の新コロ自粛の場合、1年、2年くらいなら狂った公共性を受容できると思う者が大多数なのかもしれない。
ところが、その1年、2年の被害は想像を超えるものになると気づく強者は、狂った公共性を受容しているわけにはいかないと今のうちに戦う。
戦えるのは常に今のうちだ。
香港はそれに気づくのが遅かった。