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2020.06.29(月)

マスク警察は表現者の敵である

 

TBS「グッとラック!」という番組で、「マスク警察」についてやっていた。
「マスク警察」は「ゴー宣道場」を開催していた労務会館に、「小林よしのりがマスクなしで「ゴー宣道場」をやろうとしている」とメールや電話で集中的に抗議を繰り返した。

よりによって労務会館も「マスク警察」に屈し、マスクなしの開催を拒否した。

わしは「会場側の希望通り、赤字になっても参加人数を減らし、会場の中が密にならないように着席し、消毒スプレーも用意して、感染対策は万全にする。」
「ただ、わしは、新コロは日本においてはインフルエンザより、はるかに感染力が低い、今の日本での過剰反応はインフォデミックだという主張をしているので、マスクをしてこの主張をしても説得力がない。」
「マスクをするかしないかは、わしの言論・表現の自由に関わるので、マスクだけは見逃がしてくれ。」
・・・と会場側に頼んだのだが、それでも「マスクをしてくれ」の一点張りだった。

わしは、開催直前だったが、労務会館での開催を断念。
これはこちら側の「キャンセル」じゃないので、すでに払い込んでいた会場費は、払い戻ししてもらうことにした。
「マスク警察」に屈して、わしの言論・表現の自由を封殺する会場など、今後、永遠に使わない!

「言論・表現の自由」は民主主義の基本である。
中国じゃあるまいし、「言論・表現の自由」を規制する会場や、「マスク警察」など、表現者の敵でしかない。

いくら会場のガイダンスだと言っても、それは「法律」ではない。
「法律」でない以上、融通を利かせられるはずだ。

厚労省は、熱中症を防ぐために「マスクをはずしましょう」というポスターを作っており、マスクは絶対ではない。
むしろ今夏は熱中症で救急搬送される人が多くなり、新コロ患者との判別が難しくなって、医療従事者に負担をかけることになる。
わしは喘息の基礎疾患があるから、マスクは呼吸がしにくくなるし、参加者の中には化粧で顔が汚れたり、マスクによる肌荒れなどの心配もあろう。
マスクは個人の自由でいいはずだ。

「マスク警察」は表現者の敵!民主主義の敵!健康の敵!
むしろ「マスク警察」をこそバッシングしなければならない。

何者にも屈せず、言論・表現を貫くということは、本当に大変なことである。
オウム真理教の暗殺集団に尾行されようと、「マスク警察」の妨害に晒されようと、絶対に屈してはならない。
表現者は匿名で無責任にやっているのでは断じてない。
殺人予告が何度出されようと、知ったことではない。
「公」のために必要な表現ならば、貫くしかない!