自衛隊派遣に賛成するしかない
自衛隊が中東の海域に派遣されるが、わしはこれに賛成する。
全面的な賛成ではないが、自衛隊の士気にかかわるので、今回は賛成せざるを得ない。
本来は軍隊として、石油を運ぶ日本のタンカーを守るのが当然なのだ。
日本のタンカーの安全航行を外国に頼るのは決して独立国のふるまいではない。
現状の「属国憲法」がある限り、軍隊未満の自衛隊は日本のタンカーも、自分自身の安全も守れるかどうか分からない。
だが現状、自衛隊派遣はまったくやむを得ない選択だろう。
イランの司令官を殺害するというトランプ大統領の暴挙によって高まった緊張感ではあるが、全面戦争にならぬように歯止めをかける理性くらいはトランプに残っていたようだ。
これなら戦争にはならない確率は高い。
むろん想定外の突発的な事件から戦争になる危険性は残っているから、そのリスクを日本の自衛隊が抱えたまま派遣されることになるが、「属国憲法下」ではこれが精一杯だという政府の判断は正しいだろう。
安倍首相も中東に自衛隊派遣の説明に行ったようだし、現状正しいと言うしかない。
卑怯なのは立憲民主党をはじめとする野党である。
憲法改正もする気がなく、危ないから行くなという愚にもつかない批判を行っている。
立民は社民も合流させるから、もう完全な護憲左翼である。
国民民主党がこれに合流すれば、左翼大連合ができることになる。
玉木雄一郎はそこのところ分かっているのだろうか?
立民が護憲左翼化した今だからこそ、浮上する芽が出てきたのに、合流して護憲左翼になり、「危ないから自衛隊を派遣するな、民間の船舶を守るな」という立場に成り下がるのか?
枝野幸男は中東派遣は憲法問題じゃないと考えているようだが、冗談ではない。
明白な憲法問題である。
「属国憲法」から抜け出さねば、危険を承知で、自衛隊を送り出すしかないのだ。
自衛隊員の命を蔑ろにしているのは、立民ら野党である。