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2019.12.30(月)

妄想共同体に嵌ったら抜けられない

 

ネットの情報で「妄想共同体」を作っている者はもう手遅れだ。
伊藤詩織が枕営業だと本気で信じている「妄想共同体」もあるし、奴らは真実を知りたいという気持ちよりも、「妄想共同体」の居心地を重視するのだから手遅れだ。

世間の嫁姑の不和を上皇后と皇后に当てはめて、皇后を非難したり、秋篠宮が我が子を天皇にするために、愛子皇太子を阻んでいると妄想している連中もいる。

それらの「妄想共同体」はもう手遅れで、カルト団体と一緒だから、洗脳は解けない。

昔は口コミで虐殺が起こったし、ラジオのデマが民族虐殺に発展したケースもあるし、今はネットのデマ情報を信じた「妄想共同体」ができ上がっている。

伊藤詩織の件で、枕営業デマを拡散した「妄想共同体」は、たった一人の女性を寄ってたかって虐殺しようとした狂気の妄想集団と同じだし、ホロコーストにも通じる危険性を持っているのだ。
そういえば、この「妄想共同体」の村長は、ホロコーストはなかった説を強く推した男だった。

「妄想共同体」は、人が集まったら、どこにでも発生する危険を抱えている。
「ゴー宣道場」では、自らが妄想に嵌らないように、師範たちが、顔と名前を出して、批判されるリスクを負って、自らの考えを堂々と披瀝している。
ナマでその議論を見聞きすることができるし、ネット配信でも見ることができる。
しかも明確な目標を公開しているから、その趣旨に賛同する者がやってくればいい。

① 双系を主軸とした皇位の安定継承
② 立憲主義による憲法改正

③ 女性の地位向上
以上が今のところ三大目標だから、これを実現するために、地方への拡大を続け、政治的影響力を持つことにした。

「妄想共同体」は、いつかボロが出て、政治的な影響力は持てないと思うから、理念を捨てずにリアルな活動をしていこうと思う。