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2019.12.22(日)

「ゴー宣道場」の今後の展開

 

かつて関東設営隊の内部で、ちぇぶ率いる「ボーカル派」と、初期メン中心の「共同体派」が激しく争いました。
仲良く共同体の秩序を守っている村の中に、突如現れた女性に対して、「共同体派」は抵抗しましたが、この争いは、「ボーカル派」の勝利に終わりました。
今では初期メンも「ボーカル派」に納得しています。

次の戦いの場は関西に移されました。
いつの間にかここも「共同体派」となっていたので、我々の秩序が荒らされると「反ちぇぶ」意識が炸裂し、激しく争われました。

ところが「共同体派」の足下で、特に女性が反乱を起こし、「男尊女卑」の感覚があるとわしに訴えてきました。
あわや「ゴー宣道場」を辞めようとしていた女性を、ちぇぶがわしに会わせ、中四国に女性隊長による「ボーカル派」が結成されました。
そちらに合流した男たちもいました。

正直言うと、わしは男尊女卑の感覚を持つ関西の男たちも好きなのですが、関西の隊長は個人的な問題で交替し、今の隊長はちぇぶとの関係も良好にやっています。
しかも「KATTANA」制作を通し、個人でちぇぶとの信頼関係を築いた者も出始めました。
共同体でまとまっているときは「反ちぇぶ」になりますが、目的意識がはっきりすると「親ちぇぶ」になる好例です。

そしてちぇぶのアドバイスで東海にも設営隊が結成され、ここは隊員全員が「ボーカル派」で、ものすごい闘志を発揮し、奇跡を起こして、今もまだ設営隊員を増やしているというから、もう恐るべき集団です。
わしとしても、もう「いくらでものぼせ上がっていいぞ」と言うしかない始末です。

さて「共同体派」が崩壊した関東ではしばらくモヤモヤが続いていましたが、この度、明確に「ボーカル派」を自認して、社会にインパクトを与えたいと願う隊長が就任しました。
さっそく東海のマニュアルを利用して、毎日告知を始めています。
新隊長はすでにわしに新しい提案をしてきています。

そして九州は「共同体派」として残ってしまいました。
「共同体派」はどうしても中枢からやってきた者に、「管理」されるというイメージにとらわれるようですが、全く違っています。
東海も中四国も関東も、ちぇぶは管理してないからです。

ただ、ちぇぶは全地域が「ボーカル派」に生まれ変わらなければ、「ゴー宣道場」の理念が達成できないと真剣です。
「共同体派」は取り残されて、自立できなくなる、必ず他の地域からの援軍に頼らざるを得なくなると案じて、口調が厳しくなるのです。
しかしその口調が強すぎました。彼らは傷つきました。

それから、ちぇぶは「男尊女卑」に激しい拒否感を持っています。
九州隊長のセクハラ発言は、今の時代、会社なら一発アウトです。
「ゴー宣道場」としても「女性の地位向上」を掲げている以上、冗談じゃすまない発言なのです。
彼はまだちぇぶに謝っていません。

さらに言っておきますが、男尊女卑は男だけの責任ではありません。女性がそれを育てているのです。
ちぇぶへのセクハラ発言を注意するのは、まず第一に九州の女性たちであるべきでした。

結論を言いますが、九州は「共同体派」のままでいいと思います。つまり、ちぇぶは九州への関与を一切止める。
現隊長のもとで、九州は「共同体派」としてやっていくのが一番です。
隊長は直接わしと連絡とればいいし、自力で運営していってください。
ちぇぶは九州には関与しなくていいから、まず来年3月の中四国を成功させること、そして東北や沖縄の有志と開催に向けて踏み出すという困難な課題が待っています。