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2019.09.27(金)

中島岳志の分析はダメ

 

玉川徹が「日本はもう先進国ではない」と自虐史観を絶叫していたが、じゃ、どこが先進国なんだ?
GDPのみが先進国の証しか?

「表現の自由」がない一党独裁体制の中国が先進国か?
法治主義も徹底できない汚職と賄賂の韓国が先進国か?

なにも空威張りしたくて言ってるんじゃないが、日本は格差が開いたとはいえ、他国に比べれば豊かな国だし、誰でも医療が受けられて、治安も他国に比べて安定している安全な国でもある。

あいちトリエンナーレの補助金問題や、わしの作品が「SPA!」で掲載拒否の憂き目にあったりしてるけど、中国や韓国に比べれば「表現の自由」がある国だと、わしは思っている。

ノーベル賞は次々出ているし、科学技術も予算がないのが玉に瑕だが、潜在能力は高い。

それでも絶え間なく自由を求め続けていなければ、日本人はお上に頼る国民性を持っているから、わしは権力や社会の「空気」を批判し続けるが、「日本は先進国ではない」というのは、知識人の戯れ言である。

中島岳志が東京新聞で、最近の高齢者の嫌韓感情は国力が低下した日本人の負け惜しみと、国力を付けた韓国の自負心の衝突と書いていたが、まったく笑ってしまう左翼自虐史観の分析のパターンだ。
情けないほど酷い!

高齢者がネトウヨだからという分析では済まない状況に来ていることを、中島は気づいていない。
高齢者は時間と金があるから案外読書をしている。
特に韓国の歴史については相当詳しい。
左翼の高齢者の方が圧倒的に勉強不足で、過去のイデオロギーに縛られたまま(中島・玉川・田原もそう)なので、遅れすぎているのだ。

一方、韓国の中からも、自国の歴史ねつ造を憂いて、「慰安婦は売春婦だ」と断言する学者まで出てきて、著書が10万部を超えるベストセラーになっている。
韓国人も真実を直視しなければ、真の発展はなく、過去の過ちを繰り返すのみになってしまう。

田原総一朗も、玉川徹も、青木理も、中島岳志も、朝日新聞も、東京新聞も、脳みそが古すぎる。
日本と韓国、両国のためにならない言論人は退出しろ。

安倍政権が行なった外交政策の中で、最も価値が高いのは、韓国に国際法を守るよう要求する強硬政策だ。
戦後の嘘と偽善の関係性を根本から変えるために、わしは今後、日韓関係を深掘りしていく。