2013.06.19(水)
花魁は性奴隷か?
橋下徹は慰安婦問題について、雑駁な情報の羅列で 乱暴に語るから、
誤解だらけになっていく。
議論の整理が面倒になるから、五月蠅いとしか言いようがない。
相手にしない方がいいだろう。
自称保守派も、国内だけでしか通用しない周回遅れの主張を続けて
事足れりとしているのだから、阿呆である。
安倍晋三は、 慰安婦問題はアメリカ様の虎の尾を踏むと恐れて、
だんまりを決め込んだ。
安倍政権の稲田朋美が、橋下発言に関連して
「慰安婦制度は女性の人権に対する大変な侵害だ」と批判したが、
産経新聞も社説で「女性の尊厳損ね許されぬ」と批判した。
フェミニズムの言論人も「女性の尊厳を傷つける」と批判している。
重要なことは、この「女性の尊厳を傷つける」という表現こそが、
「河野談話」の主旨であることだ。
「河野談話」を踏襲した発言を、安倍政権はしているということに、
自称保守たちは気づいてない。
まったく滑稽なのだ。
慰安婦問題が大論争になったのは、もう17年前のことだ。
『小林よしのりライジング』の読者には20歳代もいる。
わしは慰安婦問題を、さらに深く論じていくが、
若者にも国際的な感覚でわかるように説明していこう。
配信中の『小林よしのりライジング』では、
「『花魁』も『性奴隷』だったのか?」と題して、
慰安婦に繋がる公娼制度の時代背景を説明した。
これを読んだ者たちは、「女性の尊厳を傷つける」という言葉の
薄っぺらさに 気付いてくれるだろう。
http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar264533