2019.08.14(水)
ボツにもならず、検閲もされず
今日はルオフ氏との対談ゲラの修正を終え、表紙の帯のラフ絵を描いて仕事場に送った。
あとがきは明日だ。
昨夜は『ゴー宣』第68章をボツにされたらどこに持って行くかを考えていたが、今日の夕方、担当織田氏がやってきて、1時間半みっちり話し合った。
ボツにする気はないと言う。
対処として、危ない文字を検閲伏字にしたらどうかと言ってきたが、表現の自由がテーマの章で、それをやったら、『ゴー宣』読者は熱いから、編集部にガンガン電話がかかってきて、大変なことになるよとわしは別に脅すつもりではなく、リアルなことを言った。
しかも、本当は何を書いてあるかを知りたい欲求が高まるから、結局他誌に載せるしかなくなる。
なぜこの作品が今の時代に必要かを説明し、漫画におけるパロディ表現とは何かを説明し、そもそもこの作品こそが『ゴーマニズム宣言』の真骨頂であり、小林よしのりの作品から「毒」を抜いたらおしまいになるということを、秘書みなぼんが熱く語ってくれた。
とうとう織田氏はこのまま掲載することを、決心してくれたようだ。
ありがたい。やっと安堵した。