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2013.06.24(月)

東京都議選から学ぶこと

 

東京都議選から学ぶこと

都議選の投票率は43・50%で、過去二番目の低さだった。

過半数の都民が棄権したのだ。

自民党は36・1%の得票率で、46・5%の議席を獲得した。

棄権した人を含めて、約15%の票しか得ていない自民党に、
東京都民は次の選挙までの白紙委任を与えてしまった。

 

「96条改正に反対」し、「原発再稼働に反対」し、「TPP参加に反対」する政党は
共産党しかないから、共産党は民主党を抜いて第三党になった。

いくらなんでも共産党には入れたくないと思う都民は、棄権した。

 

だったら民主党は、「96条改正に反対」「原発再稼働に反対」
「TPP参加に反対」を掲げればいい。

さらに反対、反対だけでなく、アホノミクスではない景気対策も、
積極的に掲げれば勝てる目が出てくるということだ。

有権者は「投票する政党がない」というのが、一番の悩みなのだ。

 

民主党は今回棄権した有権者の受け皿になる政策を、
早急に打ち出してほしい。

そして、国民は参院選で、自民党に白紙委任することを防ぐ
バランス感覚を働かせねば、今後、どう後悔しても遅いという絶望を
味わうことになるだろう。

まあ、警告しても無駄だけど。