「週刊新潮」の伊藤詩織VS官邸ベッタリ記者の記事
発売中の「週刊新潮」に「伊藤詩織さんVS安倍官邸ベッタリ記者の法廷対決」という特集記事が載っている。
総理ベッタリ山口敬之が月額42万円の顧問料をもらっていたのは、菅官房長官の関与があったかららしい。
TBSを辞めたあとに、何もしないで毎月42万円の収入がある身分になれたのだから呆れる。
裁判所が出した逮捕状を握りつぶした中村格は、菅官房長官の秘書官だったという。
どういう経路でレイプ事件がもみ消されたのかは誰にでも想像がつく。
「週刊新潮」、良い記事を書いてくれている。
「ホテルの証拠ビデオ」はわしも見たが、都ホテルの玄関前に停まったタクシーから、延々と伊藤詩織氏が降りて来なくて、山口が降りた後に、また後部座席に入り込んで、引きずりだそうと格闘しているらしく、その時間は15分か20分くらいだっただろうか?
やたら長かった。
やっと伊藤氏を抱きかかえた山口が降りてくると、伊藤氏は身体がくの字に曲がって、酔っぱらった伊藤氏の足下の感覚はほとんど空中浮揚のような状態だっただろう。
やっぱりレイプ・ドラックの可能性は否定できない。
裁判での山口側弁護士が伊藤詩織氏に行う尋問を読んだが、「レイプ時の様子をとことん思いだせ!」と迫る苛烈なもので、ほとんどセカンドレイプ状態だ。
まさにこれを恐れて、レイプの被害者は泣き寝入りしてしまうのだ。
将来、法廷の場でのセカンドレイプの参考書として、活かすべきだろう。
わしも山口に訴えられている立場なので、裁判闘争的には、余計なことは描いてくれるなと釘を刺されている。
もちろん小学館の中澤氏や、弁護士さんには感謝してるし、勝ってほしい。
だが、「週刊新潮」の記事や、裁判記録を読むと、腹が立ってどうしても厳しく描きたいという衝動が抑えきれない。
「SPA!」の法律関係の専門家も、わしの立場を考慮して、ファクト・チェックを入れてくれるし、多分、困らせているとは思う。
でも腹が立って描きたい衝動を抑えられない。
今後も、レイプについて、『ゴーマニズム宣言』で描きたいことはいっぱいある。
レイプの被害者が、泣き寝入りするような野蛮な時代はもう終わらせよう。
伊藤詩織氏は戦っている。
その後ろに多くの被害女性がいる。
今までわしは多くの女性に支えられてきたのだから、恩返しのつもりで、被害女性を応援しよう。