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2019.06.16(日)

死ねば必ず永遠の休みじゃないか

 

朝7時に起きて『よしりん辻説法』のコンテを描いているが、ほぼ完成に近づいた。
絵をもう少し入れれば終わる。

午後は『ゴー宣』第51章のペン入れ。

スタッフは休みだが、わしが休んだらよしりん企画は終わる。
妻が私は正月くらいしか休みがないと言うから、死んだら永遠に休めるんだから生きてるうちは働けと言ってやった。

経団連は終身雇用はもう無理と言ったし、銀行などもAIに仕事を奪われ、3分の2くらいはリストラするしかないだろう。
サラリーマン消滅の時代だ。
年金は崩壊して、老後は2000万円不足するという。
もう自力で稼いで貯めておくしかないというのに、休日なんか欲しがる奴がどうかしている。

なのに政府は次々に休日を増やす。
「自己責任」で働くしかない弱肉強食の社会を作りながら、一方で休日を増やしまくるから、働けと言っているのか、休めと言っているのか、さっぱり分からない。

どっちにしろ国家に面倒見てもらおうなんて思っちゃいけないんだから、今を働くしかないのだ。
働けることのありがたみを噛みしめながら働け。
死んだら二度と働けない。
永遠の休日がやってくるのだ。

いや、死ぬまで待つ必要もない。
老化すれば働きたくても社会からお払い箱だ。
生きてるうちに働けない日々がやってくる。

外国人労働者ばかりが活き活きと街を行きかう様子をぼんやりと眺めながら、どこからもだれからも必要とされない老後を、自由の効かない身体に難儀しながら、死にたくても死にきれない人間の弱さを噛みしめつつ衰えていく。
そんな日が必ず来る。
永遠の休日が待っている。
今は働いて生き抜くだけだ。