2019.02.25(月)
沖縄の県民投票の結果は重要だ
沖縄の県民投票の結果は「反対」が7割を超え、知事の得票を上回る43万票だという。
投票率も52・48%で半分超えてるから文句なしの「反対」派勝利だ。
半分近くが棄権しているというのは考えなくていい。
棄権は住民投票の結果に従うということだ。
わしは2005年発売の『沖縄論』で、すでに辺野古基地の建設に反対を表明しているし、日米地位協定の改正も主張している。
あれからわしの意見は変わっていない。
『沖縄論』は沖縄県でロングセラーになったが、本土ではそれほど売れず、評価してくれたのは赤旗くらいしかなかった。
赤旗が評価する本をネトウヨが評価するはずがない。
わしの目的は「自主防衛」であり、「主権回復」であり、「民主主義の完成」である。
目的がはっきり言えない辺野古基地問題の是非では意味がない。
辺野古基地は今後10年以上の工期がかかるし、費用も何兆円かかるかわかったものではない。
基地が完成しても、塩害と液状化で、正常に機能するかどうかもわからない。
10年後も米国の属国のままかと思うとうんざりする。
辺野古基地建設を断念するなら、今が最後のチャンスだ。
安倍政権は、県民投票の結果に従うという名目ができる。
辺野古と普天間はバーターではないはずで、普天間基地の撤去も粛々と進めればいい。
米軍は当面、嘉手納基地を最大限に利用すればいい。
沖縄の米軍基地は縮小していくのが正しい。
「自主防衛」の覚悟を持たない者が、辺野古基地建設の賛成を言っても、反対を言っても、オルタナティブな意見にはならない。