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2019.01.20(日)

委縮する必要ないだろ

 

朝からずっと単行本『ゴーマニズム宣言2nd』の描き下ろしコンテをやっていたが、全部は終わらなかった。18Pになる。
月曜朝から続きを描きたい。

最中、高森氏の「徒然草」の動画や、笹さんの「戦時中の標語」の動画を見て、カレーせんべいとちぇぶの動画も聴いた。

しかし「地方にも「ゴー宣道場」を呼ぼう」とか、全国に議論するカフェ文化を育てようというのが、何か悪しき「運動」か?

「運動」と言っても、薬害エイズや、理不尽な被害に対する救済を求める運動は、権力や社会が無視するならば、やらなきゃ仕方がないだろうし、全部が全部、「運動=悪」というわけでもあるまい。

運動がイデオロギーのために展開するようになると、かつての全共闘運動や、赤軍派や、人を殺してもポアだというような、テロにまで発展する恐れがあるから、運動は警戒した方がいいと言ってるのだ。

現場をおろそかにしてまで、おのれの正義を妄信したら、日常から遊離した観念の世界だけで人生を無駄にする危険性があるから、「ゴー宣道場」では、現場を大切にしつつ公論を、と言っている。

当初、カレーせんべいに反発があったのは、門下生の中に、活動的な者がいたら、自分も何らかの「行動を強いられるのではないか?」という恐れを抱いてしまう者がいたのだと思う。

今のように「地方ゴー宣道場」のHPができたり、勝手に数名が集まって、動画収録して公開したり、そんな「自発的」な様子が想像できなかったのだろうが、こんなものは「運動」でも何でもないよ。
わしも全国の読者の顔が見れて楽しいし、門下生から学ぶことは多い。
楽しみながらやってればいいさ。