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2019.01.03(木)

堤未果『日本が売られる』は読んだ方がいい

 

やっと堤未果『日本が売られる』を読んだ。
読まなきゃとずっと思ってた本だ。
幻冬舎はウィキをコピペして記述した歴史本を誇らしげに売っているが、情けない限りだ。
万世一系だから素晴らしいと言いながら、王朝交代説を支持しているという、日本の歴史を全く分かっていない記述まである歴史本らしい。
そんな本を大量に売る幻冬舎だが、『日本が売られる』は良書だ。
これは100万部売れてもいいと思う。

しかし、これを読むと血管ブチ切れそうになる。
悪名高い水道法改正は2011年、東日本大震災当日に、民主党政権がPFI法改正案を閣議決定したらしい。
水道管の修理などは自治体(税金)と企業で折半して、利益は企業が丸儲けという「コンセッション方式」は、この時生まれたようだ。
くそくらえ――――――!

2017年、トランプ大統領がTPP離脱を宣言すると、その日のうちに自民党は「種子法廃止」を閣議決定したという。
売国奴が―――――――!

2018年、日欧EPAで日本が8項目で関税ゼロを約束したために、日本では国産牛乳が消える恐れがある。
わしは国産牛乳が大好きなんじゃぞ――――――!

どの項目も次々に腹が立って、民主党だろうと、自民党だろうと、グローバリズムで国を売る売国奴政権しか、存在しないのだ、この日本には!
この本は読んだ方がいい。
日本人なら読むべき本である。