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2018.12.25(火)

すべては来年5月3日に決まる

 

倉持麟太郎氏は「立憲的改憲」の行方が分かる5月までは、「ゴー宣道場」で師範としてやってもらわなければならない。
いや、わしが倉持氏を使い倒す!

「戦力」を統制する改憲が出来るか否かは、日本国の未来に関わる重大問題であり、来年は千載一遇のチャンスだと思っている。
この大義の前では、他の議論は大したものではない。

枝野幸男氏が「立憲的改憲」案を採用しなければ、倉持氏が「ゴー宣道場」に持ち込んだ「主権回復のための改憲プラン」は終わりだ。
「自衛隊明記」の改憲案に、わしは賛成する。

もし枝野氏が採用すれば、5月以降も戦いが続くことになり、倉持師範の必要性は持続する。
さらに使い倒す!

その日までに笹師範との関係性が回復すればいいのだが。
笹さんは「新潮45」を自分の言論の発表の場にしていた。
笹さんのホームグラウンドが消滅したのである。
一人のプロの表現者として、倉持氏の「廃刊が当然」という意見が間違っていると思うのは当然だ。

言っておくが、いろんな意見があっていい、多様性を認めるべきだというのは嘘っぱちである。
絶対護憲の意見があってもいい、自衛隊明記の意見があってもいい、立憲的改憲の意見があってもいい、どれが正しいか白黒つけようと迫るのは同調圧力だ、多様性を認めようと言ってたら、全く動かなくなる。
「価値相対主義」はもう古い。
どちらが正しいか、どれが正しいか、議論して決めなければならないのだ。

わしは「朝日新聞を廃刊にせよ」と言っていた自称保守やネトウヨの意見にも「反対」を唱えた。
朝日新聞の罪はいくらでも知っているが、廃刊はさせないというのが、わしの考えだ。
これは正しい意見だと思うので、誰とだって戦う覚悟がある。
表現の場を縮小させることは民主主義にとってマイナスだ!
同じ理由で、共謀罪にも反対だと、国会で発言した。
わしは断固として「表現の自由」を守る!

なぜ倉持氏が「言い過ぎた」とたった一言言わないのか、わしには分からない。
それで笹さんも納得だろう。
もし何が何でも弱者に無理解なメディアは潰すべきだと思うのなら、その理由を述べればいい。
それが「なるほど」と思う意見なら、わしもこれから、わしが不正義だと思うメディアは「廃刊OK」「潰してしまえ」と言うことにしよう。

だが、こういう意見の相違は、(笹さんには悪いが)「立憲的改憲」の大義の前では小さな議論だと判断するしかない。
この判断は、わしが手前勝手に決めたもので、ひょっとしたら間違ってるかもしれない。
細部に真実が宿るのかもしれない。

だがわしは、改憲問題は、日本の命運がかかっていると思うし、倉持氏はこれに貢献できる人材だと、高く評価している。

属国に生き、属国に死んだ西部邁氏と同じ道をわしも辿るのか?
それとも出口を見つけるのか?
あと半年だ!5月3日、今年も開催した目黒区民会館で、すべてが決まる。
みんな、10連休に浮かれて国外に行くなよ。
即位の礼を見届けて、新しい元号の下で、憲法記念日に「ゴー宣道場」主催の大会に参加するのだ!
そこで日本の命運が決まるのだ。
倉持の命運もな。