2018.12.11(火)
移民を入れて日本人も年収100万円か?
人手不足での倒産件数がこの4年で最多を記録していることを知らない馬鹿がいる。
人件費の高騰が原因だ。
「人手不足倒産」は零細企業で55・8%で過半数を超える。
中小企業では43・8%。
この中小零細企業が倒産すれば、下請け・孫請けに業務委託している大企業も危険である。
「バブル期超えの有効求人倍率」と政府は言ってたが、ならば好景気のはずだ。
高景気なら賃金を上げて、待遇を良くすれば、人手不足が解消され、零細企業も大繁盛となるはず。
ところがそれをやったら一気に収支が悪化して倒産に追い込まれるのが、今の経済の実態である。
待遇を良く出来ない企業は「ゾンビ企業」だから「良い倒産」させればいいと言えるのか?
実は景気が良くて人手不足なのではなく、少子高齢化で働き手が減っているから人手不足なのだ。
したがって外国人労働者を低賃金で雇うしかなくなる。
それが経済界の要請だから、政府は叶えようとしているのだ。
だが、少子高齢化を放っておくなら、この先、永遠に移民を入れるしかなくなる。
それは賃金の下方圧力がかかって、日本人の賃金がもっと下がる未来が待っているだけだ。
非正規社員の増加で、年収200万が当たり前になったが、いずれ年収100万円の時代が来るのだろう。