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2018.10.24(水)

漫画家をなめてるエセ学者・倉橋耕平

 

今朝、10月24日の朝日新聞の「耕論」というページで、倉橋耕平という自称・社会学者が『ゴーマニズム宣言』は読者参加型でポピュリズムであり、「真実」を描いていない、「主観」で描いていると、批判している。

生憎だが、わしは膨大な専門家の書籍・歴史資料を基に、「客観」で描いている。
つまり「史料批判」は厳密にやっているということだ。

今日締め切りの『ゴーマニズム宣言』第25章では「歴史修正主義」について描いていて、発売は11月6日になる。
読めば「史料批判」とは何なのかが分かるから、倉橋は読めばいい。

倉橋耕平や他の左翼知識人らが一番問題なのは、小林よしのりが「漫画家」だから、学問をしないと、強烈な「偏見」を持っていることだ。
その権威主義による「偏見」を暴露するために、わしは最初から、名刺に「漫画家」としか書かない。
「思想家」とか、「政治評論家」とか、権威ありそうな肩書きを、わしはわざと書かないのだ。

実際の小林よしのりはというと、書斎の中だけでも、数千冊の本が収容されていて、もう置き場所もなく、リビングにも、食卓にも書物が積み重ねられていて、妻からいつも怒られる事態になっている。

さらに福岡には3LDKのマンションを持っていて、ここも書庫になっているから、まあ、そこいらの学者より本は読んでいるだろう。
少なくとも、確実に言えるのだが、この倉橋耕平よりも、わしの読書量の方が多い。これは確実である。

さらに言うなら、『ゴーマニズム宣言』を支える頭脳は、わしだけではない。
スタッフの時浦もまた膨大な書籍・史料を読んでいる。
『ゴーマニズム宣言』は2人分の頭脳を結集して描いている思想漫画なのだ。
読者参加は、読者にも考えてもらうための手法であって、決して読者の主観的意見に影響されて、ポピュリズムでわしが描いているわけではない。

『ゴーマニズム宣言』は最初から「権威よ死ね」であり、形骸化した権威と、主観的な知識人を批判するために始めた作品であり、西部邁氏がわしを意識した理由は、知識人批判に共感してくれたからである。

若手で今も変わらず、権威主義的で、漫画家に偏見を持つ馬鹿が現れるのだから、わしの使命はまだまだ終わらない。
倉橋くん、少なくとも、わしの読書量を上回ってから、「学者」を名乗った方がいいよ。