古市憲寿は戦争とは何かを知らない
昨夜の「報道ステーション」に社会学者の古市憲寿という若者が出ていた。
「わしズム」でも執筆してもらったことがあるが、
最近しばしば若者代表としてテレビのコメンテーターで見かける。
古市氏は「日本人もヨーロッパを見習って1ヶ月くらいバカンスを取るべきだ」と発言し、
古舘伊知郎に「古市氏は風貌で得をしている。自分だったらそんなこと言ったら
ぶん殴られる」と言われていた。
これには笑った。古舘氏も言うよね~~~~~~~~。
古市氏は社会人としての常識がない社会学者ではないか?
学生気分のモラトリアム人間ではないか?
さらに呆れたのは、古市氏が世界各地の「戦争記念館」を訪ねたとして、
ドイツの「ホロコースト記念館」を例に挙げてたことだ。
ナチスのユダヤ人迫害は戦争犯罪ではないというのは、もう常識かと思っていたが、
いまだに若手の社会学者がドイツの戦争に対する総括の例として、
「ホロコースト記念館」を持ち出す。
口を酸っぱくして言わねばならないのがアホらしいが、
ドイツはユダヤ人と戦争をしていたのではない!
ヴァイツゼッカーは「ドイツの侵略」とは言ってないし、
ドイツは第二次大戦の謝罪も賠償もしていない。
あくまでもドイツ国民を被害者にして、ナチスと切り離し、
ユダヤ人迫害について謝罪したのだ。
こんなことは『戦争論』に描いているし、『戦争論』は毎年増刷されて
いるのだし、若者なら漫画くらい読めばいいものを、むしろ漫画だからこそ
馬鹿にして真面目に読んでみようともしない。
『戦争論』P126
多くの若者が今も読んでいる『戦争論』に描いてある知識くらい、
知っているのならいいのだが、若者代表の社会学者が、
テレビで「ホロコースト記念館」を戦争記念館として語っているのだから、
幼稚さが目に余る。
最近の若者代表の知識人は、若者から遊離して、むしろ団塊世代の
クソ左翼に逆戻りしてるんじゃないのか?