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2018.09.03(月)

理作氏の映画を見たぜよ

 

今朝は6時過ぎに起きて『おぼっちゃまくん』のペン入れを続行しているが、午前中で上げたい。
なにしろ6日(木曜)が締め切りだ。急がねば。

理作氏の今朝のブログ(「人生フェチ」)も、なかなかいいことを書いている。
人それぞれに人生に対する思いを抱えているものだなあと思わせるし、文章でそれを表現することは誰にでもできるものじゃない。
柳田国男の言葉は特に興味深く、これを紹介してくれたのは重要な示唆となった。

実は理作氏の映画のDVDも見たが、これはもう趣味の問題で、わしには合わないのだろう。
わしには青春をやり直したいという気持ちが全くなく、思い残すことも全然なく、変態的な性欲で不完全燃焼だった青春に復讐したいという気持ちは理解不可能である。

だが、ここまで自分の潜在下の欲望を晒せるのは凄いのだろうか?
ちびまる子ちゃんには、人に嫌悪感を抱かせる要素が全くない。
あの感覚もわしには分からないもので、わしの作品には、嫌悪感しか感じないから遠ざける者と、嫌悪感込みで可愛いと思える読者がいるのだと思う。
それは嫌悪感をエンターティメントしているからであって、デビット・リンチの「エレファントマン」のような微妙な悪趣味に加担しているからでもあろう。

だが、理作氏の映画にはそもそも娯楽の要素が見えない。
徹底的な私小説を映画で表現したらこうなるのだろうか?
他の人がどう感じるのか、無理やり人にDVDを見せてやろうと思っている。