専業主婦も社会的貢献をしている
最近、秘書と行くパンケーキの店には、昼間から優雅な専業主婦が赤ちゃんを連れてやってくる。
その友人の専業主婦も、赤ちゃんを連れていて、さすが金持ちの赤ちゃんって、泣かないんだなと感心する。
とても大人しく、キョロキョロ周囲を見回して、わしの顔を見つめたりするから、笑顔で返してやる。
驚いたのは、その主婦たちが、さりげなくマントを巻いたかと思ったら、その中に赤ちゃんを入れて母乳を飲ませ始めたことだ。
なるほど、今の母親はこんな風に乳房を隠して、優雅なまま、人前で子供に乳をやるのかと、やたら感動した。
38%の専業主婦の中でも、こんな裕福な主婦の割合は、10%もいないのかもしれない。
不思議に思うのは「ゴー宣道場」に参加する女性の中に専業主婦が少ないことだ。
『ゴー宣』の読者には専業主婦もいるのに、「ゴー宣道場」は外で働く女性ばかりのような気がする。
基本的に裕福な専業主婦は、社会への不満も少ないのだろうと想像するが。
1980年の専業主婦の割合は65%もいたのに、今では38%にまで激減している。
夫一人の収入では家族が食べていけないので、共働き夫婦が増えたのである。
そのこと自体が、好景気ではないことの証明だ。
わしの母が外で働き始めたのは、わしが高校生になったくらいからで、小学生の頃は専業主婦だった。
帰宅したら、いつも母がいて、「ただいま」と言えば、「おかえり」と迎えてくれた。
小学生にとって、あの安心感は心地よかった。
情において冷酷な母だったが、算数の宿題を習ったこともあったし、妹と3人で、おやつにドーナツを作ったこともある。
ずっと忘れていたが、近所の奥さん方と井戸端会議をしている風景も懐かしい。
あれが昭和の風景で、当時の専業主婦は8割を超えていたのではないか?
女性が外で働き出したのは、経済的に逼迫して来たからであって、女性の自立なんてものは全然関係ない。
剛力彩芽ほどではなくても、若い女性は年収700万から1000万くらいの男と恋愛結婚して、専業主婦になりたいと願望するのが、圧倒的多数だろう。
美貌に恵まれて、頭のいい女性は、それが達成できる。
外で働けば、女性の自立とか、社会貢献しているとか、そんな話はデタラメである。
資本主義の労働力として、駆り出されただけである。
「出羽の守」なら海外「では」女性が外で働いていると言うのだろうが、だから日本人は遅れているという
「自虐史観」には、わしは決して影響されない。
専業主婦だって、資本主義の勝利者になる優秀な夫を支えるべく、家事一般をやっていれば、社会貢献になっているのだし、本気で家事をやり始めたら、その仕事量は無限である。
さらに優秀な子供を育てればいいのだし、経済的に豊かなら、2人、3人と、優秀な子を育てれば、十分、国家のため、社会のためになる。
「ゴー宣道場」に男女同権主義など気にかけない裕福な専業主婦が参加すれば面白いだろうに。