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2018.08.02(木)

暴君が暴走する理由

 

日本ボクシング連盟会長の話題ばかりテレビがやっている。
わしとしては大して面白くない。
アメフトの次はボクシング、スポーツの世界は似たような権力馬鹿が横暴の限りを尽くしているということか。

暴君と言えば、オウム真理教の麻原こと松本智津夫も似たようなものだった。
我が儘放題、やりたい放題、それに従っている信者たちにだって責任はある。

権力馬鹿の暴君は、分が悪くなると逃げ回る。
病院に入るか、言い訳するか、部下に責任を押し付ける。
実はヘタレなのだ。

昔からいた典型的な権力馬鹿が、今もいるというのが驚きだが、これから先も必ず出てくるのだろう。
だとしたら、権力馬鹿に周囲が媚びへつらい、組織の末端まで振り回される構図は、人間社会の宿痾なのかもしれない。

こういうことを書けば、アンチ小林よしのりが、おまえだって権力者じゃないかと、屁理屈言い出すことは想像がつく。
残念ながら、小林よしのりは権力者にはなれない。
なぜならわしにとっての権力者は読者であり、人気投票が低迷すれば、編集長から切られるだけなのだ。
小林よしのりの生殺与奪の権利は熱心なファンだけでなく、もっと幅広い一般読者が握っている。

世の中の暴君は、その上がいないから、暴走を始める。
安倍政権の生殺与奪の権利は、国民が握っているはずだが、いくら世論調査で反対の方が多い法案でも、暴君どもが、数の力で通していく。
漫画に例えれば、「面白くないけど、作者が続けたがっているから、いいや」と、読者が言っているようなものである。
漫画界ではあり得ないことが、政治の世界ではあり得るのだから、日本が腐ってしまってもしょうがない。