2013.08.25(日)
ライジングのコメント欄にちょっと答えたくなった
ライジングのコメント欄にちょっと答えたくなった。
「よしりん先生は家族よりもその才能を発揮する方を優先してほしいです!
失礼ですが、よしりん先生も60歳なので、これからいくつ作品を
残せるかわかりませんので。」
わしはこの言葉、すごく嬉しい。
今のわしには 国のため社会のために描かねばならない作品と、
フィクションとして描いてみたい作品があって、いつまで魂の籠った絵を
描き続けられるのか、わからないのだ。
どんなに画力のある漫画家だって、あるときからガクッとスカスカの絵になってしまう。
30代、40代で魂のぬけた絵になった者だってザラにいる。
キャラの立て方や話の展開も、突然陳腐になってしまう作家も多い。
果たしてあと何年、狂気や毒を含んだ、色気のある作品を描けるだろう?
作品を書くには読書もしなければならないし、映画も見なければならないし、
美術や演劇や色んな文化も吸収しておかねばならない。
時間が足らなくて家族どころじゃないよ。