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2018.06.01(金)

中島岳志氏と議論したいこと

 

明日、6月2日(土曜)は、「SPA!出張版・ゴー宣道場」が開催される。
ゲストの中島岳志氏の著書『保守と立憲』を読み、共感するところが多かった。
以前より、中島氏の考えを確認したいと思っていたこともあり、以下のような論点を列挙してみた。

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大阪地検が、佐川氏や財務省の公文書の隠蔽・改ざん・廃棄などを不問にしたことは妥当なのか?

森友・加計問題は、自称保守が主張するように、大したことない問題なのか?
追及し続けるべき問題なのか?

安倍政権を強烈に擁護する言論人が結束しているのはなぜなのか?
彼ら安倍シンパ言論人と、ネトウヨの区別はあるのか?
ネトウヨ本ばかりベストセラーになるのはなぜなのか?

日本のリベラルは左翼の隠れ蓑ではないのか?
井上達夫のリベラルと、三浦瑠麗のリベラルと、左翼の隠れ蓑リベラルと、中島岳志氏のリベラル保守は、それぞれ違うのか?

わしが考える「死者の民主主義」は、自虐史観を批判するが、中島氏は「歴史修正主義」という言葉で、「死者の言い分」を拒否しているように見える。
「歴史修正主義」とは一体、何なのか?

保守思想家の大家とも言える西部邁氏は、原発推進派だったが、それをどう思うのか?
核兵器は持つべきだと思うのか?

父権主義・決断主義は、ある意味、わしが流行らせたのかもしれないが、「寛容性」で暴走する「世論」を止められるか?

福田事務次官の「性的からかい」を契機にテレビ朝日や全マスコミが行った「セクハラ糾弾キャンペーン」は、保守の精神から見れば、まさに「空気」の形成ではないのか?

右派からも「空気」を作るし、左派からも「空気」を作るので、「水を差し」まくってきたわしは、左右両側から嫌われて、アンタッチャブルな存在になってしまったが、どうすればいいのか?

安倍首相が提案した「自衛隊明記」のみの憲法改正を、自称保守が怒らないのはなぜなのか?
「戦後レジームからの脱却」と言いながら、自称保守が「集団的自衛権」に賛成したのはなぜなのか?

長谷部恭男や木村草太は集団的自衛権に批判的だったのに、護憲派を続けているが、あれは欺瞞ではないのか?
中島氏は週刊金曜日の編集委員らしいが、あれは護憲派の巣窟ではないのか?

アメリカを国体として戴く日本の惨状をどう突破するべきなのか?

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以上の論点で、中島氏と議論してみたい。
担当・織田氏は、これをプリントアウトして、明日、中島氏に渡してほしい。