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2018.01.14(日)

坂田超えが必要だ

 

今日中に『おぼっちゃまくん』の作画を終わらせたい。
全何話になるか分からないが、まだまだこれは2本目だ。
コンテは今年になって3本目を描いた。 

筆ペンの使い方に段々、慣れてきた。
これからはつけペンから筆ペンに移行したいが、まだまだ細部の線はつけペンでなければ出せない。
使い始めの筆ペンは細い線も出るのだが、すぐに筆先が緩んで、細い線が出なくなる。
新しい筆ペンに替えればいいのだが、まだインクがいっぱい残っているのに捨ててしまうのがもったいなくて、しつこく使い続け、細い線はつけペンに頼ってしまう。
ケチなのだろうか?
どんどん筆ペンを使い捨てるべきか? 

『おぼっちゃまくん』にこだわるのは、ギャグ漫画が不作の時代だからである。
多分、お笑い芸人に異形の者たちが続出したから、漫画のキャラでは刺激がなくなってしまったのだろう。

だが、漫才やコントも練り込んだ芸で見せる者は滅多にいない。テレビで見るのは一発芸ばっかりだ。
ときどき大阪のよしもとを見に行くが、有名な芸人でも、以前爆笑したネタと同じものをやっている場合は笑えない。
次々に新しいネタを考えるのは難しいのだろう。 

ただし、アホの坂田だけは別格だ。
アホの坂田は飽きないし、ネタ以前のアホの真髄を極めた人間の可笑しさだ。
これは一代限りの芸で、誰も越えられない。
生身の人間でアホの坂田を超える芸人は出て来ないだろうから、わしが漫画で坂田超えをしたいと思っている。
だからわしはギャグ漫画を描き続けなければならない。 

最近、よしもとは芸人を抱えすぎて、活躍の場が足りなくなったのか、ワイドショーのコメンテーターに売り込んだり、政治評論家にしようとしたり、場を広げるのに躍起になっている。
もともと頭が悪いから芸人になったはずなのに、ワイドショーや政治評論で、善人ぶってる芸人を見ると、ムカムカして、奴らが滅びるのも間もなくだと予感がする。

芸人なんて河原乞食の末裔のくせに、常識振りかざして、コメンテーターしたり、超未熟な政治知識で正論こいたりしてるのを見ると、吐き気がする。
わしは「坂田超え」のために、もう一度、ギャグ漫画を復活させたい。