YOSHINORI KOBAYASHI OFFICIAL SITE | 小林よしのり公式サイト

小林よしのりオフィシャルwebサイト

PROFILE LINK CONTACT
2017.12.16(土)

安倍晋三と麻生太郎のメディア批判が狂っている

 

安倍首相がメディアに「報道がステレオタイプ」だと文句を言ったらしい。
それは産経新聞と読売新聞のことだろうか?
確かにその二紙は安倍政権寄りのステレオタイプだ。
特に産経新聞は安倍政権の提灯記事しか載ってないというほど、ジャーナリズムの使命を果たさない新聞であり、戦前の価値観で作られたアナクロ新聞である。
天皇を「ロボット天皇」に封じ込め、「政治利用」だけのために操縦しようとする「朝敵新聞」でもある。
戦前のステレオタイプに嵌っているから、安倍首相は産経新聞を批判したのだろう。
産経新聞は反省した方がいい。 

麻生太郎氏は「東京新聞が共謀罪に反対していたのに、結局、成立して良かったじゃないか。訂正記事を出さないのはなぜだ?」と批判している。
「成立して良かった」というのは、何を根拠に言っているのだ?
共謀罪で重大なテロ計画を未然に防いだという事実でもあったのか?

さらに麻生氏は、共謀罪でぼろかすに叩いたくせに、いまごろ「やって良かった」という新聞にお金を払って読んでいる人たちの気が知れないと述べたらしい。
ええ―――――っ?
「やって良かった」と言ってる新聞があるのか?
ぜひ教えてくれ。わしがその新聞を猛批判するから! 

わしは今も共謀罪には不快感しか持っていないし、いまだに何で必要だったのかが分からない。
ただ漠とした不安感だけが続いている。
この問題は来年1月末発売の『ゴー宣Special』でも描いている。

しかし麻生太郎はボケてるんじゃないか?
「成立して良かった」という判断は何を根拠か言ってくれ!
「やって良かった」と言ってる新聞名を挙げてくれ!
夢でも見てコメントしてるのか?