2017.12.05(火)
殺人鬼の顔に詳しい担当
「FLASH」担当りか坊と単行本の打ち合わせをした。
驚いたのは全ページを単行本サイズに縮小して綴じ、各章の間のコラムページに白紙を挟み、コラムのアイデアもすべて考えてきたことである。
わしはその仮の本を見ながら、言われたとおりにカットを描いたり、文章を描けばいい。
こんなに楽ちんな仕事はない。
この微に入り細に入りの丁寧な準備は、やっぱり男ではできないだろう。
実に女性らしい良く気が利いた仕事ぶりだ。
かと思うと、次の『よしりん辻説法』で殺人鬼の話を描いたら、外国のシリアル・キラーの似顔絵を見て、この人には髭はなかったはずだと言い出す。
ネットで調べてみたら、確かに口髭のように見えたのは、単なる影で、髭ではないと判明した。
よくこんな外国の殺人鬼の顔を知っていて、髭がないことまで覚えていたものだと呆れかえった。
繊細な仕事の準備と、殺人鬼の顔の記憶力、なかなかユニークな編集者だ。