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2017.11.14(火)

高山佳奈子という不思議な学者

 

「関西ゴー宣道場」は楽しかった。大成功だった。
高山佳奈子教授とは法務委員会でのひそひそ話しかしてなかったので、もう一度会って話してみたかった。

なんだか妙に面白い人だった。
『東大一直線』を読んで東京大学に入った人は、当時多くて、ミュージシャンの小沢健二氏もそう言っていた。

だが高山氏の場合、小学生の低学年で読んでいたらしく、その『東大一直線』が上品な漫画だと思っていたという話には仰天した。

控室でわしが「高山さんって変な人ですよね?」と聞いたら、「うん」と間髪入れず応えてくれた。
わしの推測が即証明された瞬間だった。
やっぱり変な人なんだ。 

なにしろ刑法学者だから、ものすごく硬い話するのかと思っていたが、「ゴー宣道場」での発言は、一般庶民でも分かりやすく、押しつけがましくなく、柔和な話し方で、なおかつ的確だったので、それも感心した。

道場終了後、アンケート用紙を熱心に読んでいる姿も印象に残った。

さらに驚いたのは、山尾志桜里氏をガードして送る際、高山氏は次の用事があるのに立ち去らず、なかなか来ないタクシーをつかまえるために、ずっと我々と一緒に協力してくれたのだ。
「先に帰ってもいいですよ」と言ったのに、山尾氏をタクシーに乗せるまで、一緒にいてくれた。
その優しい人柄に、わしは感心した。 

師範たちも、設営隊の人たちも、みんな高山さんが気に入ったようなので、また、ぜひ参加してもらいたい。
わし自身も、もっと刑法のことを教えてもらいたい。
高山佳奈子さん、ありがとう。また出てください。