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2017.09.23(土)

元ヤクザと不倫

 

野田聖子議員の夫が元暴力団員で前科二犯だったという週刊文春の記事を読んだ。
わしは日本の首相の「ファースト・ジェントルマン」が元暴力団員というのはマズいと思う。
「ヤクザ」の評判は世界的によろしくないからだ。 

国際会議に出発する首相が飛行機のタラップを上るとき、並んで手を振っているのは元暴力団員というのは、国民の心中に妙な気まずさを覚えさせないか?

もちろんヤクザは足を洗えば堅気だし、前科二犯も罪を償ったらそれでチャラだ。
社会は白眼視せずに迎え入れなければならない。
わしの知人にも前科のある者はいるが、わしは全く普通に接している。

だが、野田氏の夫の今の正業は何なのだろうか?
堅気になったら、正業に就いて、公のために尽くさねばならない。
ハワイに億ションを持っているが、収入はない人というのが気にかかる。

少なくともワイドショーで取り上げて、議論になってもいい情報ではないか?
日本国の「ファースト・ジェントルマン」が元ヤクザであっても構わないと納得するほど、日本人が近代的な人間になったのなら、それはそれで構わない。

だが、テレビがこの文春砲を完全スルーしているのが気になる。
全く取り扱わないのはどういうわけだ?
違法行為ではない不倫「疑惑」なら大犯罪のように扱って糾弾し、下半身の問題に「説明責任」を求め、政党から離党させられ、議員の能力を一切問わずに潰してしまおうとしているのに、なんで元ヤクザや前科二犯には優しいのだ?
わしにはこの差が、全く理解できない。 

やはり「権力者」と「元ヤクザ」という二大暴力の合体に、テレビ関係者が恐怖を感じているのだろう。
これが民進党の議員だったら、テレビもスキャンダルとして取り上げ、ネット民もバッシングを繰り返し、国民的な議論になっただろうが、野田聖子は権力者だ。
それこそ首相を狙う権力者なのだから、今のうちに議論をしておかねばならぬはずだが、マスコミはスルーしている。

物事の判断基準が、この国は狂っている。