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2017.06.27(火)

松本人志の笑いの限界

 

松本人志がパワハラ暴言政治家・豊田真由子を擁護したという記事を読んだ。

「秘書は豊田真由子議員が怒るよう誘導したんでしょ?録音しながら『手を出すのはやめてください』って説明セリフ(笑)」

あろうことか松本は、被害者である秘書のほうを根拠なく批判して、豊田のパワハラを擁護しているのだ。

秘書が百人も辞めたというのは、大げさかもしれないが、多分次から次に辞めていくのだろう。
パワハラが酷すぎるから。 

国会議員の中には、このようなパワハラ議員が他にもいるらしい。
ネットで名前を調べると、「やっぱりあいつか、なるほどなあ」というような議員だ。

こういう悪習は止めさせなければならないし、今回、録音・告発した秘書は訴訟を起こすべきである。
豊田真由子は自民党を辞めさせただけではなく、議員辞職させるべきなのだ。

例えば秘書が野党のスパイで、計画的に録音していて、ばらしたのだとする。
それでも上司(しかも権力者)が部下に対して、暴言・脅迫・暴力(拳固で顔を殴るとは!)をふるうことは許されない。
政治家どころか、まるで暴力団だ。
権力者のパワハラを相対化しても笑いにはつながらない。 

小島瑠璃子が「政治家としての能力は別なので辞めるまではしなくても」とコメントしたと言う。
冗談じゃない。
豊田真由子が政治家としての能力があるという証拠を出せ!
大人ぶってえらそうなことを言ってはいかん。
人格が狂ってる者に、権力を持たせてはならん!
普段は優しいなどと言っても、職場でパワハラしてたら人格が狂ってるのだ。

スタジオ全員がパワハラ議員擁護に傾く中で、指原莉乃だけが、
「私は、こういうこと言う人が日本の何かを仕切っていると思うと気持ち悪いから(辞めて)よかったんじゃないかと思う」
と言い切った。
番組における権力者・松本が作る「非常識の同調圧力」に、なびくことなく、堂々と正論を述べた指原を見直した。

暴力を伴う権力者のパワハラを擁護しても、全然笑えないし、松本自身がパワハラやってるんじゃないかと疑ってしまう。

ネットの中では、権力を擁護して、マスコミと弱者を叩く風潮が蔓延しているが、お笑い芸人もその風潮に染まっているようだ。
マスコミの逆張りで行けばウケるという安易な風潮に乗るのは、芸ではない。
ネトウヨのマネに過ぎない。
松本人志はネトウヨ芸人に成り下がったのか? 

権力に対して強烈な皮肉や悪態をついて、人々をゲラゲラ笑わせる芸人は日本にはいないのだろうか?