2017.02.19(日)
プレミアムフライデーは庶民感覚ではない
2月24日から毎月最終金曜日は15時で社員は仕事を
切り上げる「プレミアムフライデー」になるらしい。
これで余暇が出来た人々の個人消費が増えるというのだ。
時間ができればカネを使える人は嬉しいだろう。
高給取りの個人消費は上向くかもしれない。
だが普通に考えれば、時間があっても、カネがなければ
モノは買えない。
旅行なんてもってのほか。
15時で仕事をやめる分、給料を減らされたら、むしろ
困る人もいるわけで、早めに帰宅したら、妻から
「もっと働いて稼ぎを持って来い」と叱られる夫も
いるのではないか?
どうせマスコミがスポンサーの顔色うかがって、
「プレミアムフライデー」を謳歌して、消費する客の
様子を流すだろう。
一時的にはそれで個人消費が増えたような錯覚を
持たせるのだろうが、しょせんは賃金・給料が増えなきゃ
消費できるわけがない。
ただでさえ実質賃金は減っているのに、
「プレミアムフライデー」だから無駄づかいしようと
思うわけもないし、誰もが将来不安で貯金に励んでいるの
だから、意味のない政策ではないか?
もっと働いて、もっと貯金したいのに、働くことが悪の
ように操作するマスコミ報道は庶民感覚からズレすぎて
いる。
マスコミで働く者たちが高給取りだから、庶民のことは
分からないのだ。